日本でセラピードッグ認定1号犬のチロリの物語
テレビで 放映された「日本でセラピードッグ認定1号犬のチロリ」の話に涙した人も多いと思います。
1992年 母親と5匹の子どもたちが ごみ捨て場に捨てられていた。
そのうちの一匹にはボロボロの首輪が首に食い込み 虐待されたと思われる足に障害を持つ子に「チロリ」と名前がつけられた。
そんな、足が短く障害もある「チロリ」が殺処分寸前に救助され、その後2年半かかるセラピードッグ訓練カリキュラムをわずか半年でクリアし、日本初第一号認定セラピードッグに。数々の奇跡を生み日本のAAT(動物介在療法)の礎を築き、その功績が認められ国などから30以上の表彰状、感謝状を授与されました。
その後2007年5月築地川銀座公園に名犬チロリブロンズ像が建立されています。又チロリの書籍(大木トオル代表著)は児童推薦図書・全国読書感想文指定図書になり全国の子供たちに読まれ、たくさん方々から愛され続けています。
『名犬チロリ 日本初のセラピードッグになった捨て犬の物語』・国際セラピードッグ協会 より

セラピー犬とは

老人ホーム、障害者施設、学校、病院、職場などで子どもや老人・病人と接して弱った心身を元気にする役目がある。
セラピードッグの重要な条件は、弱い者に対する思いやり。あとはトレーニングで技術を身につけること。
アメリカでは60年以上の歴史があり、きちんと医療プログラムに組み込まれて、安全に行われているが、日本ではまだまだ「なにそれ?」という認識しかなかった。
セラピー犬は、人への忠誠心と深い愛情で、高齢者を始め、障がいを持つ方や病気(癌や精神)の治療を必要とする患者さんの身体と精神の機能回復を補助する活動をしています。
セラピー犬達が患者さんの心身の状態と向き合い、リハビリに寄り添うことで記憶を取り戻したり、動かなかった手や足が動くようになる効果があります。
『名犬チロリ 日本初のセラピードッグになった捨て犬の物語』・国際セラピードッグ協会 より
セラピー犬の仕事

全国の高齢者施設、病院(がん患者の延命も含)、心身障がい者施設、児童施設、教育の現場(小、中、高等学校など)、刑務所(服役囚の社会復帰)、被災地への訪問活動など、幅広く活動しています。
『名犬チロリ 日本初のセラピードッグになった捨て犬の物語』・国際セラピードッグ協会 より
犬の臭覚は、人間のちょっとした病も訓練でかぎ分けることができ 糖尿病の主人を助けた話もあります。
また 、多くの医療現場でリハビリや治療など 大活躍しています。
でも、日本では まだ認知度が低いのが現状です。
ゴールデンドゥードゥルのれあが 派遣された、被災地
我が家の ゴールデンドゥードゥルのれあは、まだ 活躍の場を提供してもらった方で 特に、3.11の東日本大震災では 派遣の一匹に指名して頂き 仮設住宅で住んでいる口を閉ざしたおばあちゃんの心を私に繋いでくれました。
そんなの人の心の変化を目の当たりにさせてもらいました。
人間に出来ないことを、犬の力を借りて 寄り添う・・・とても、意味深いものがあります。
ほとんどのワンちゃんが 癒してくれる存在だと思いますが 特に指導を受けた犬の事を セラピー犬と呼んでいます。
スクールによっては、訓練の違いはありますが れあが 過ごしたドックスクール沖縄では、
家庭犬として 飼われているワンちゃん達がほとんどで ただ「一度でも、人を噛んだ犬は セラピー犬としての活動はできない」と言うのが条件でした。
セラピー犬になるために 多くの基本動作訓練を学ばなければいけません。
れあが過ごした セラピードッグスクール沖縄の幸喜先生は、犬に魔法をかけているかのように 素晴らしい 訓練で 写真のわんちゃんたち以外にも 多くのセラピー犬が育ちました。
もっともっと、日本でもセラピー犬を理解して そして特別な犬だけではなく 家庭犬でもなれることを広げて欲しいです。
必ず家庭の中でも、大きな存在になることと思います。
ちなみに、我が家のれあは 派遣引退後も 多くのひとがフワフワの毛に触れ 頭をなで アイコンタクトをとり そして 笑顔になることをプレゼントしてくれました。
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